北海道牧場巡り始末記（02/10/02−04）。
第3日目。

★牧場見学入門（生産牧場編）。
　3日目、10月4日。
　いよいよ今回の牧場巡りのクライマックス。
　百戦馬サンコメーテスとその初仔に会いに、岡野牧場へ行ってまいりました。

	あの103戦走ったサンコメーテスも、すっかりお母さんという感じになっています。 でも、まだまだ気が強いのか、社長さんが捕まえようとしたら草を食べながらずんずんと逃げようとするんです。邪魔しないでよ、と言ってるみたいに。
	お腹の中の仔の分まで、ひたすら食べてます。 ちなみに、牧場では「コメちゃん」と呼ばれています。 彼女が帰ってきてから見学に来る人がかなり増えたらしく、「みんなコメちゃん目当てで…」とのこと。しかも圧倒的に女性が多いのだとか。 「やっぱり女馬でこれだけ走ったというので人気があるのかな」と社長さん。
	そして、お待たせしました。 この仔がサンコメーテスの初仔です。 父はミスズシャルダン、鹿毛の牝馬です。 この仔がいた放牧地には5頭の当歳馬がいたのですが、社長さんに紹介される前にこの仔だとわかってしまいました。 向こう意気が強そうな雰囲気がお母さんそっくりだったんです。顔もちょっと似てますし。
	じつはこの時、まだ母親と別れて日が浅かったのだそうで、 ちょっと痩せている、とのことでした。 お母さんの姿が見えなくなって鳴きまくったのでしょうか。 でも、ちゃんと独り立ちして仲間と一緒に遊んでたからもう心配無用ですね。 この仔が2歳になって、競走馬としてデビューする頃にはどんな感じになっているのでしょうか。今から楽しみです。 そして、牝馬だから将来繁殖に上がるという期待もあるわけで……ってこれは早すぎますね。

　生産牧場を見学させていただいたのは初めてなので（って牧場めぐり自体初めてなんですけど）、
　もう、あがりまくり緊張しまくりで、事前にこれを聞いておこうと思っていたことが全部吹っ飛んでしまいました。
　そんな私にいろいろ教えてくださいました社長さんと奥様に、この場を借りまして感謝申し上げます。

　しかし、やっぱり仔馬はかわいいです。顔とか尻尾とか、すべてがちっちゃくて。
　その顔をすり寄せてきてなついてきたりなんかされるともう。虜になる人の気持ちが良くわかりました。


★3日間のまとめ★
とにかく時間がない上に、事前に車の運転の練習をしておく暇が無かったもので
結局自転車やら歩きやらの体力勝負になってしまいました。行動範囲も狭かったですし。
しかし、これはこれでのんびりとまわりの風景を楽しみながら移動できて良かったです。
来年も、スケジュールさえ都合がつけばぜひ行きたいです。

アンダーザミント(ZVB10266@nifty.ne.jp)